「さよなら」そう言って笑って

だから僕はお笑い感想家として生きていく

女芸人さんとセクシャルハラスメントについて

お久しぶりです。リハビリの意味も込めて簡単にこのテーマについて語りたいと思います。

このテーマは現在(2019年6月23日時点)において大きな問題になっています。この問題のきっかけはお笑いコンビ「カフカと知恵の輪」の小保内さんのツイートに依るものです。(知りたい方はこのブログを閉じ、Twitter等で調べて下さい)

 

言いたいことは1つです。「ちゃんとしないといけないだろ」この1つです。

 

そして何をちゃんとさせなきゃいけなかったのか?何を言いたいのか?それは皆さんで考えて下さい…。で終わるわけにはいかないので書きます。

 

例えるならプロサッカーの試合でミッドフィルダーフォワードに変なパスを出して、それで得点にならないのにめちゃくちゃ怒られる。みたいなことです。

「いや、お前がちゃんとしたパスを出せよ!」って話です。

そして、もし仮にミッドフィルダーが「いや、これちゃんとしたパスだったよ〜」と思うとしましょう。

「お前基準で考えるな!それを受け取るのはフォワードだろ!」って話です。

これをこの事例に置き換えて考えてみて下さい。さすれば分かるのではないのでしょうか?

 

もし何かあればコメントお願いします。

リハビリとしての文字書きを終わります。ありがとうございました。

 

 

 

「ダブルブッキング」さん ネタ見て笑って

ダブルブッキングさんは、ホリプロ所属の川元文太さんと黒田俊幸さんのコンビであり、キングオブコントセミファイナリストに何度もなっている。ちなみに「聞いたことのあるコンビ名だな。」と思う方もいるかもしれない。それもそのはず、私が度々芸人さんを紹介するときに「ダブルブッキングのぶるぶるサーカスで〜」と言っている、その「ダブルブッキング」であるからだ。そして、このダブルブッキングさんこそ「お笑い沼」にハマってしまった原因の1つでもある。

そんなダブルブッキングさんの芸風は川元さんの高い大喜利力から生み出されるブラックなものが中心である。特に「昔は悪かった先生」のネタでは、その大喜利力が遺憾無く発揮されている。そうかと思えば、「爆笑レッドカーペット」でも高い評価を得るコントもやれる器用なコンビだ。また、川元さんは「嵐」の二宮君のものまねでTVに出たこともあるなど(本人は嫌がっているように感じたが)ルックスもよく、それ以外にも様々なモノマネができる。そして、黒田さんは経歴が凄い。そろばん塾の息子のため、暗算が得意であったり、元パラパラのダンス講師をされていたりと「えぇー!」となるような人生を送られている。

また、お2人のもつエピソードトークもエッジの効いたものであり、それこそ魂を「ぶるぶる」とされるかのような感覚になる。

そんなダブルブッキングさんは現在、YouTubeで精力的に活動をなさっている。それは、ここでも何度も取り上げている「ダブルブッキングのぶるぶるサーカス」だ。この番組では「ぶるぶる震えるようなネタをもつ芸人さん」がフィーチャーされる。まだ見ぬ芸人さんを知りたい方はぜひチェックしてほしい。

 

「クラッシャースミダ」さん ネタ見て笑って

クラッシャースミダさんは三木プロに所属し、活躍されているピン芸人だ。

クラッシャースミダさんの芸風は名前の通り、これまでの笑いの概念を「破壊」する1人コントが中心であり、そのコントの議題も他の芸人さんには思いつかないようなものしかない。

実際、私が初めて、クラッシャースミダさんのネタを見た「ダブルブッキングのぶるぶるサーカス」では、鈍器で頭を殴られたような衝撃を受け、しばらく笑いが止まらなかった。また、メンタル面も非常に強く、次世代のクロちゃんさんのような存在になるのではと推測している。

そして、私の感じるクラッシャースミダさんの1番の魅力はフリートークである。コントでのキャラとはうって変わった好青年で真面目、本当に優しいんだろうなぁという感じを受けるフリートークはネタと一緒に見ることによって「ギャップ笑い」が生まれる。

このようにしてクラッシャースミダさんのことを紹介してきたが、実際に見てみないと分からないという人もいるだろう。そんな人にオススメするのが上番組、特に「興行前生放送」である。そこと合わせてネタを見ることで、また貴方の「お笑い世界観」も大きく変わるかもしれない。そんな力を持つ芸人、クラッシャースミダさんはこれから要チェックである、

「ウエストランド」さん ネタ見て笑って

ウエストランドさんは、タイタン所属の井口浩之さんと河本太さんのコンビであり、2018年のM-1グランプリセミファイナリストになるなど今、注目したいコンビである。

そんなウエストランドさんの1番の武器は井口さんの長いツッコミである。井口さんの妬み嫉み僻みがつまったツッコミはお客さんの心をしっかりと挟んで逃さない。

また、河本さんはお笑いファンの間ではキャンプ好きと知られている。この趣味を活かして「アメトーーク!」の「キャンプ大好き芸人」などに出れば確実にハマると推測している。

そんなウエストランドさんは、現在YouTubeで平日に「井口のぐちラジ!」、木曜日に「ウエストランドのぶちラジ!」を配信しており、その内容も、芸人あるあるから天気の話まで多岐に及ぶ。ぐちラジは大体5分程度、ぶちラジは30分の番組であるため、気軽に見ることができる。また、この「ぶちラジ!」は、電気グループの石野卓球さんが聞いているなど、有名人のファンも多い。そして、またポッドキャストでも「ぶちラジ!」を配信しているが、そこでも高評価を得ているというとても面白いコンテンツだ。他にも、「Radiotalk」というアプリで「ウエストランドの週刊少年TSUYAMA」という番組を配信している。こちらは、お2人の地元、岡山県津山市での思い出話をしており、こちらもおすすめのコンテンツだ。

漫才だけでなく、ラジオも面白いコンビ、ウエストランドさんはこれから要チェックのコンビである。

「和牛」さんについて考察

今回は敢えて、お笑い好きでなくても知っている和牛さんについて、紹介ではなく、考察していきたいと思った。

和牛さんは、よしもと所属の水田信二さんと川西賢志郎さんからなるコンビだ。

賞レースの実績として多くの人に残っているのは、M-1グランプリ2015年から2018年までの4年連続ファイナリストであり、かつ2016年から3年間、準優勝であると言うことだ。

私もこういったブログをやっている身であるので、よく他のお笑いについてのブログやニュースを見る。そこで書かれているのは、「伏線回収が凄い、川西さんの女形が可愛い」といったことだ。

しかし、私はお笑い感想家を名乗っている以上、別の切り口で和牛さんの分析をしてみたいと考えた。そこで、まずそれらのネタの議題を振り返ってみた。

2015年「結婚式場を抜け出したら」

2016年「彼女の手料理」(敗者復活戦)

「ドライブデート」「お祭りデート」

2017年「ウエディングプランナー」「旅館」

2018年「ゾンビ」「オレオレ詐欺

まず2015年の「結婚式場を抜け出したら」は、水田さんの「屁理屈」と川西さんの「女形」がメインの議題だった。これは、2014年にTHE MANZAIで評価された「屁理屈」を持ってきたと推測される。

次に2016年の議題は、「デート」が3つ(彼女の手料理は自宅デートと推測)なのが興味深い。これは、2015年の川西さんの「女形」が評価されたことと、3つのネタにストーリー性を持たせようとしたと考察した。

2017年は、「ウエディングプランナー」と「旅館」が議題だった。両方の議題とも川西さんの「女形」があり、かつ「伏線回収」の要素が強いものである。特に私は、「ウエディングプランナー」の伏線回収は素晴らしいと当時、TVを見ながら感じていた。また、「旅館」は泊まりたい、バカにしたい「客」と帰ってもらいたい「中居」さんの「対立」の要素があるということも面白い。

2018年は、「ゾンビ」と「オレオレ詐欺」の議題でネタをしていた。1本目の議題「ゾンビ」は、川西さんの「女形」の要素を消し、多少「屁理屈」の要素を入れつつ、当人同士の設定で行なっていた。ここでは、割と序盤はスローペースだったが、どんどんとギアを上げ、「伏線回収」も入れながらネタを披露した。その結果、しっかりファイナルに駒を進めた。そして、2本目の議題「オレオレ詐欺」では、川西さんに「女形」の要素を入れ(オレオレ詐欺なら、「父」でも成立はする)さらに、「対立」の要素を加えていた。

ここまで、和牛さんのM-1のネタを分析して、「女形」「伏線回収」「対立」の要素があることが明らかになった。さらに他の要素がないかを調べるため、他の賞レースでのネタを分析することにした。

キングオブコント2010 準決勝「道案内」
キングオブコント2013 準決勝「公園」
第35回ABCお笑いグランプリ 第3位「宇宙人」
キングオブコント2014 準決勝「公園」

まず、キングオブコント2010での議題「道案内」は「京都の道案内を頼んだ相手が外国人」というものである。私は、このネタは「オサレもん」という番組で見たが、水田さんが外国人役かつツッコミという珍しい形だったと記憶している。

また、第35回ABCお笑いグランプリでの議題「宇宙人」は「宇宙人の仲間であるイカを食べられ、怒った宇宙人が地球を壊滅させ、やりすぎたため、宇宙人の娘とともに地球を復興させろ」というものである。そして、このネタは、ストーリーがドラマチックなものだったと記憶している。

そして、キングオブコント2013、2014年の議題は「公園」。このネタはYouTubeにあがっていたり、おもしろ荘やオールザッツ漫才で披露されていたりするため、覚えている人も多いだろう。和牛のコントでの鉄板ネタである。

さて、これらを分析して私は1つの法則性に気がついた。それは、「設定の馬鹿馬鹿しさ」だ。「道案内」には、「普通、道を(しかも京都なら特に)外国人が聞くのに、逆に聞かれる」、「公園」には「喧嘩を老人たちがする」という馬鹿馬鹿しさがあり、「宇宙人」は言わずもがな、設定が馬鹿馬鹿しいと言えるだろう。

そして、この「設定の馬鹿馬鹿しさ」はM-1ネタの中にも出ているケースがあると考えた。それは、2018年の2つの議題だ。ゾンビになるはずもないのにゾンビになったときのことを考える「ゾンビ」、親がオレオレ詐欺に引っかからないように予防する目的でオレオレ詐欺を仕掛ける「オレオレ詐欺」。両方とも設定が馬鹿馬鹿しいと言えないだろうか?

また、他にも自分がドラキュラではないかと心配する「ドラキュラ」や地球侵略した宇宙人と男の性「おっぱい星人」との掛け合い「おっぱい星人」の議題も「設定の馬鹿馬鹿しさ」に溢れるネタに感じる。

以上のことから、和牛さんのネタには、「女形」「伏線回収」「対立」そして、「設定の馬鹿馬鹿しさ」があると考察した。そして、和牛さんは来年のM-1こそ優勝したいと思っているに違いないだろうし、それを多くの人が望んでいると思う。私もその1人だ。そして、私はそれと同時に来年の和牛さんは、これらの要素のうち、どれで勝負するのか、それとも新しい要素を発見するのかという点でも見てみたいと思う。

最後にこのブログを読んだ皆さんも、和牛さんのネタをたまには、「この要素があるな」という観点で見てもらえたら嬉しい。

「おもしろ荘2019感想」TV見て笑って

今回は、世間に媚びる。今回書くのは「おもしろ荘」を見ての感想だ。

今回のおもしろ荘は、サツキさん、ゼストさん、セルライトスパさん、ソノヘンノ女さん、ねこじゃらしさん、ぺこぱさん、まんぷくユナイテッドさん、夢屋まさるさん、レオタードゆりさん、ワールドヲーターさんが本ネタをした。そして、それを見た感想を残す。

1組目 「サツキ」さん

サンミュージック所属の門脇のりやさんとムネタさんのコンビ、サツキさん。今回のネタの議題は「子どもが生まれた」

まずツカミは、しっかりとボケとツッコミのキャラを伝え、笑いやすくしていた。そしてネタは、そのキャラをずっと保ち、クオリティとリアリティの高いボケをやっていたのが好印象だった。また、「~ない!」というキャッチーなツッコミと共にさらに笑いを生み出すセリフを乗せていたのも良き点と感じた。また、さらに門脇さんのツッコミの仕方にも注目してほしい。普通、やばい人と話しをする時に刺激する人はいない。それを体現しているかのようにツッコミで叩く際、そっと叩いていたはずだ。これも、ボケとツッコミの関係性を壊さないのに必要だと感じた。

2組目「セルライトスパ 」さん電車のマナー

よしもと所属の肥後裕之さんと大須賀健剛さんのコンビ、セルライトスパさん。今回の議題は「電車のマナー」

まず、今回のネタの議題において

1.おっさんがAKBの曲を電車で聞いている

2.それをおっさん自身が歌ってる

という2段階の設定バラしをしているのが凄く良いなと感じた。元々、セルライトスパさんはM-1グランプリセミファイナリストだったり、第37回ABCお笑いグランプリの王者だったりと実力派のコンビという認識はあったが、ここまでくるともう語彙力を失うレベルである。また、そこからはコミカルな動きで笑いを取っていた。そして特に、「空手2段」という人物設定からなるボケなどは綺麗だった。

3組目「レオタードゆり 」さん

レオタードゆりさんはフリーで活躍されているピン芸人であり、今回のネタの議題は「体操選手 体操あるある」だった。

まず、「しっかりとした体操選手」という自分にしかない長所を活かしたアクロバティックな芸は見ていて好感を覚えた。おもしろ荘でアクロバティックと言うと、「りっち。」というコンビを思い出す方もいるかもしれないが、そこと違うのは「いい意味でのアマチュア感」である。ネタの構成やワードは、それだけで面白いなと感じるものではないのかもしれないが、本当にキレがあって美しい体操の動きの後であれば、何を言っても(大喜利的に捻ることがなくても)ウケるということを実感した。そして、最後のセリフ。このセリフが本当にいいとしか言えないセリフだった。

4組目「ぺこぱ」さん

オスカー所属の松陰寺太勇さんとシュウペイさんのコンビ、ぺこぱさん。今回のネタの議題は「プロポーズ」

ぺこぱさんは笑けずりの頃からファンで特に「元気な人を手術する」のネタが好きだったのだが、このネタはそれに匹敵するくらいに面白いネタだった。その頃からキャラこそ変わってないが、キャラの認識を1段階深くしたように感じた。そして、その笑けずりで学んだことを充分に活かした漫才になっている。具体的には、「最後のセリフまでボケを詰める」ということ。とろサーモンさんなどに代表される今の漫才に多く取り入れられている手法ではあるが、今回の漫才の中でそれをやっていたのは、ぺこぱさんだけだったはずだ。しっかりとぺこぱさんはレベルを上げていると分かるネタであり、今回の結果も当然のもののように感じた。また、シュウペイさんがポンコツとバレていたが、可愛げのある雰囲気だったので、そっち方面でもいける気がしている。

5組目「夢屋まさる」さん

夢屋まさるさんはサンミュージック所属のピン芸人である。そして、今回の議題は「かわいい物」。

私が初めて、夢屋まさるさんを見たのは「ぶるぺん」という番組だったが、その時は「あぁ、鳥居みゆきさんのフォロワーだなー」って思って終わりレベルだった。しかし、今回のネタでは「120度くらい変わってんじゃねぇか!いい意味で。」と思わせる内容だった。まず、音楽や動きを取り入れることでメルヘン(夢屋まさるさんっぽい感じで言うなら)に仕立て上げつつも、「不謹慎!」(これは私が上番組で見たときのワードより)な一言ネタで笑いを取っていた。最初に見た時は、ブラックがしつこめな印象だったため、今回のネタのように明るい感じから…という風になるとちょうどいい塩梅になって美味しく食べれた感じである。

6組目「ゼスト」さん

ナベプロ所属の難波勝芳さんと小野絢也さんのコンビ、ゼストさん。今回のネタの議題は「友達の鈴木」。

特筆すべきは技術面だと思う。本人たちも言うように華や強いキャラはあまり感じられなかったが、その分を差し引いてもお釣りのくる滑舌などの技術は素晴らしいものだと感じた。また、このネタの「どんどん増えていく言葉」というボケは聴いている人を遠くに置いていってしまう恐れがある。しかし、それをツッコミでカバーしている点も話の構成としての技術を感じられるいいネタだった。

7組目「ねこじゃらし」

ビクターミュージックアーツ所属の谷坂耕平さんと吉田朋記さんのコンビ、ねこじゃらしさん。そして、今回のネタの議題は「痴漢撃退法」だった。

初めて見たときのネタの議題も「痴漢撃退法」だったのだが、そのときの感想は「個性はしっかりあって、TVウケしそうだし、こんな番組出るんだろうなぁという予測はできる。」だった。そして、今回もその時とほぼ同じ感想である。敢えて付け加えるとしたら、「個人的には、ツッコミなら最後までツッコミでいて欲しいのに、急にダブルボケになったなぁ」というくらいで、急にダブルボケになっても面白いものは面白いので満足している。

8組目「ワールドヲーター」ヲタ芸

太田プロ所属の関口ジョニーズさん、大谷貴文さん、飯島優太さん、あしとみしんごさんのカルテットのワールドヲーターさん。そして、今回のネタの議題は「ヲタ芸」だった。

「有吉さんと共演した」と本人が言っていた番組を私は見ていたがその時は、「芸術性の強い、パフォーマンス」という印象だった。しかし、今回のネタのようにツッコミを入れることで、ワールドヲーターさんの強味を残しつつ、お笑いとしてのパフォーマンスの質も上がっていると感じた。

9組目「まんぷくユナイデット」

よしもと所属の松下遼太郎さんと狩野大さんのコンビ、まんぷくユナイデットさん。そして、今回のネタの議題は「隠れて付き合う」だった。

このネタの盛り上がりどころのセリフは、しっかりハマり、何パターンかあったため、最後まで飽きずに見ることができた。また、ドラマのような話の展開もこのコンビに合って1いるようにも感じた。

10組目「ソノヘンノ女」さん

グレープ所属のはっしーさんとともさんのコンビ、ソノヘンノ女さん。今回のネタの議題は「暇すぎる女」。

ネタを見終わった瞬間にソノヘンノ女さんはTikTokで映えるタイプなのかなと推測した。多分、明日YouTubeなんかで1番繰り返し見ちゃうネタだと思った。

以上が「おもしろ荘」の感想である。今回のおもしろ荘はテロップがないように思い、ネタに集中しやすくなるため、「良き」と感じた。

最後に、「おもしろ荘」が今年の夏もあると嬉しいという言葉で今年初のブログを締めようと思う。見てくれて、ありがとう。