「さよなら」そう言って笑って

だから僕はお笑い感想家として生きていく

「アンコウズ」さん ネタ見て笑って

アンコウズさんは、現在フリーで活躍されているアビコタツヤさんと辻本まるおさんからなるコンビだ。

アンコウズさんのネタを私は1回しか拝見したことがない。しかし、私は「オススメ芸人は?」と友人に尋ねられると、アンコウズさんを勧める。

その理由は明白だ。ネタがとてつもなく面白く、インパクトがあるからだ。実際にネタを見てもらう(ダブルブッキングのぶるぶるサーカスで見てもらうと分かる)のだが、かなり強いアビコさんのエピソードを提供し、ややスローながらも連発しているのが凄い点だ。

そして、このエピソードを提供しているのは、辻本さんである点に注目したい。正直、このネタはアビコさんの漫談としても成立するほど面白い。しかし、敢えてそれを辻本さんが語ることによって、客観的にアビコさんを見ることができると考えた。また、ネタ中にアビコさんが瞬きをしないと言うのも、アビコさんの人に合っている。基本的に、人間は無意識のうちに瞬きをするのだが、それをしない(もしくはできないのかもしれないが、それは私は知らない。)と言う点でストイックな一面も感じられる。そして、そのストイックさがアンコウズさんならではのスタイルを確立しているのだろうなと感じた。